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SBI証券で無料化される米国ETFについての解説と比較

 

米国ETFで投資されている型には朗報です。

 

SBI証券より2020/1/2(木)現地約定分より、「バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)」や「バンガードS&P 500ETF(VOO)」を含めた9銘柄のETF買付手数料を無料化するという発表がありました。

 

その他、楽天証券やマネックス証券でも同様の動きがあります。

投資コストは安ければ安いほど良いので、個人投資家にとっては嬉しいニュースとなりました。

 

買付手数料の無料化が始まる9銘柄

  • バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)
  • バンガード S&P 500 ETF(VOO)
  • バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)
  • iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)
  • SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY)
  • ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)
  • ウィズダムツリー米国株高配当ファンド(DHS)
  • ウィズダムツリー米国大型株配当ファンド(DLN)
  • ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長(DGRW)

 

それぞれの銘柄がどんな特徴をもっているのかざっくり解説していきたいと思いますので参考にしていただければと思います。

では行ってみましょう。

 

バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)

 

究極の世界分散投資

世界中(先進国や新興国)の大・中・小企業の株式にこの銘柄1つで投資できるのが特徴。
このETF一本だけで地球の経済を丸ごと買ってしまうような、とんでもないスケールのETFです。

投資先が47ヶ国、8,000銘柄で全世界の市場時価総額の98%以上をカバーするというのですから驚きです。

 

経費率が超低コスト

世界中に分散投資を行う投資信託やETFは比較的運用手数料が割高になりがちですが、VTの経費率は2019年12月現在でなんと0.09%という驚異的な低コストを実現しています。

全世界株を対象にしている投資信託では「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」なんかがありますが、この投資信託の信託報酬は0.24%なので、いかにVTが低コストであるかをうかがくことができます。

バンガード社は世界屈指の資産運用会社なので、世界中からどんどん資金が集まってきます。

資金が集まれば集まるほど、運用手数料は下がっていく傾向にありますので、今後運用手数料がさらに下がっていくことも期待できます。

 

組み入れ上位5社の状況(2019/12/17時点)

組入上
位銘柄
順位 銘柄名 比率
1 MICROSOFT ORD 1.99%
2 APPLE ORD 1.91%
3 AMAZON COM ORD 1.35%
4 FACEBOOK CL A ORD 0.80%
5 JPMORGAN CHASE ORD 0.70%

 

バンガード S&P 500 ETF(VOO)

 

S&P500指数の価格および利回り実績と同等水準の投資成果を目指すETF

S&P500は、米国市場の主要銘柄を代表する約500銘柄(大型株)で構成されています。

筆者もS&P500指数に連動した投資信託を積立していますが、ファンドが違っても値動きはほぼ一緒です。

経費率は0.03%で十分投資対象とできるコストです。

 

組み入れ上位5社の状況(2019/12/17時点)

入上
位銘柄
順位 銘柄名 比率
1 MICROSOFT ORD 4.29%
2 APPLE ORD 3.84%
3 AMAZON COM ORD 2.91%
4 FACEBOOK CL A ORD 1.73%
5 BERKSHIRE HATHWAY CL B ORD 1.60%

 

バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)

 

米国の中小株も含めた投資が可能

「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」のパフォーマンスに連動する事を目指しています。

S&P500は米国の500社を対象としているのに対し、VTIの投資対象の銘柄数は約3,500社もあり、このETFだけで米国株式市場全体(大型・中型・小型)のほぼ100%をカバーすることができます。

それなのに経費率は0.03%とVOOと同額の経費率となっています。

 

組み入れ上位5社の状況(2019/12/17時点)

組入上
位銘柄
順位 銘柄名 比率
1 MICROSOFT ORD 3.57%
2 APPLE ORD 3.06%
3 AMAZON COM ORD 2.46%
4 FACEBOOK CL A ORD 1.44%
5 BERKSHIRE HATHWAY CL B ORD 1.33%

 

iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)

 

S&P500指数の価格および利回り実績と同等水準の投資成果を目指すETF

先ほどご説明したVOOと同じくS&P500指数に連動した結果を目指すETFです。

経費率は0.04%とVOOと比べると若干劣ります。IVVもVOOも目指す指数は一緒ですので、経費率の安いVOOを選択した方が良いのではと思います。

今後経費率の引き下げがあった場合は注目していきたいですね。

 

組み入れ上位5社の状況(2019/12/17時点)


位銘柄
順位 銘柄名 比率
1 MICROSOFT ORD 4.29%
2 APPLE ORD 3.85%
3 AMAZON COM ORD 2.92%
4 FACEBOOK CL A ORD 1.73%
5 BERKSHIRE HATHWAY CL B ORD 1.65%

 

SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY)

こちらもS&P500指数に連動した結果を目指すETFです。

経費率は0.04%とIVVと同水準。VOOには若干劣るコストです。

VOOもIVVもSPYもすべでS&P500に連動すことを目指しますが、各ファンドの投資成績は必ずしも一致することはないので、もし、IVVやSPYの方が将来のリターンを期待できると感じるのであれば、選択してもいいかもしれません。

 

組み入れ上位5社の状況(2019/12/17時点)

組入上
位銘柄
順位 銘柄名 比率
1 MICROSOFT ORD 4.31%
2 APPLE ORD 3.86%
3 AMAZON COM ORD 2.93%
4 FACEBOOK CL A ORD 1.74%
5 BERKSHIRE HATHWAY CL B ORD 1.66%

組み入れ銘柄はS&P500系と大きく変わらず。

 

ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)

 

インドの株式市場において利益の高い企業に投資する事を目的とするETF

今回紹介するETFの中では少し変わったETFです。

インドはモディ首相が大きな経済改革を推進しており新興国では投資家の注目がもっとも高い国の一つ。

しかし、インド株への投資選択肢は少ないのが実情です。そんな中にあって、インド株収益ファンドはインドの利益が高い企業に幅広く投資できる貴重な商品です。

上位5社に入っているリライアンスやタタはよく新聞でも名前を見ることがありますね。

経費率は0.84%と米国インデックス系のETFと比べて割高ですが、今後経済成長の伸びしろに期待ができるインドは投資対象として検討しても良さそうです。

組み入れ上位5社の状況(2019/12/17時点)

組入上
位銘柄
順位 銘柄名 比率
1 RELIANCE INDUSTRIES ORD 10.19%
2 HOUSING DEVELOPMENT FINANCE CORP ORD 7.19%
3 INFOSYS ORD 6.30%
4 TATA CONSULTANCY SERVICES ORD 3.50%
5 OIL AND NATURAL GAS CORP ORD 3.33%

 

ウィズダムツリー米国株高配当ファンド(DHS)

 

米国株市場において 配当利回りの高い企業 に分散投資を行うETF

原則、時価総額が200万ドル以上で一定の流動性がある企業が条件です。

米国の流動性が高い大型高配当株と捉えてしまって問題ありません。

そのような条件をクリアした企業から、配当利回りが高い上位30%が投資の対象です。

当ETFを構成している銘柄は400社を超えているので、このETFを購入するだけで米国の高配当株のポートフォリをつくることが可能です。

経費率は0.38%で米国インデックス系のETFと比べると若干高いですが、分配利回りは3.47%と高水準です。

組み入れ上位5社の状況(2019/12/17時点)

高配当株ということもあり、通信やインフラ系の成熟した企業の組み入れが目立ちますね。

組入上
位銘柄
順位 銘柄名 比率
1 AT&T ORD 5.77%
2 EXXON MOBIL ORD 4.31%
3 VERIZON COMMUNICATIONS ORD 3.81%
4 PROCTER & GAMBLE ORD 3.32%
5 CHEVRON ORD 3.22%

 

ウィズダムツリー米国大型株配当ファンド(DLN)

 

有配企業の時価総額上位300銘柄の大企業に投資を行うETF

ファンダメンタル加重指数で、有配企業の時価総額上位300銘柄の大企業により構成されています。直近に公表された1株当たりの配当額を基準として、各構成会社が翌年に支払うことが予想される現金配当総額の比例割合を反映させるために、年に一度、配当額でウェイト付けされます。

時価総額と配当支払額を比較し、時価総額が上がればアンダーウェイトし、時価総額が下がればオーバーウェイトする構造になります。

経費率は0.28%です。

組み入れ上位5社の状況(2019/12/17時点)

組入上
位銘柄
順位 銘柄名 比率
1 APPLE ORD 3.75%
2 MICROSOFT ORD 3.71%
3 AT&T ORD 3.63%
4 EXXON MOBIL ORD 2.58%
5 JPMORGAN CHASE ORD 2.50%

 

ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長(DGRW)

 

配当を実施している高成長の米大型株300社 の指数に連動を目指すETF

選定企業は配当実施が条件であって、高配当という事ではありません。よってDHSのような高配当株だけではなくROA・ROEなどの収益性、配当の原資となる利益の成長性から銘柄選択するため、配当を実施している成長株の組み入れもあります。

セクター別の組み入れ比率で多いのは情報技術・資本財(約20%)、生活必需品・一般消費財・ヘルスケア(約10%)です。

構成銘柄の上位は有名企業が多く安心感があります。

経費率は0.28%です。

組み入れ上位5社の状況(2019/12/17時点)

組入上
位銘柄
順位 銘柄名 比率
1 APPLE ORD 5.30%
2 MICROSOFT ORD 5.13%
3 VERIZON COMMUNICATIONS ORD 4.31%
4 EXXON MOBIL ORD 4.22%
5 PROCTER & GAMBLE ORD 3.77%

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

これからどんどん証券会社同士の競争が進み、売買手数料がさらに無料化されるETFも増えてくると思います。

SBI証券に限らず、ネット証券大手の楽天証券やマネックス証券も同様の動きがありますので、ご自身が持っているそれぞれの証券口座でETF購入の検討をしていただければと思います。

米国債権系のETFも早く無料化されないかなぁーと思いつつ。

 

ではまた!

 

2019/12/18

mozu

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