
今回はこんな疑問に対して解説していきます。
早速結論からいっちゃいます。
結論:リターンの最大化ならインデックス投資、日々の生活を豊かにしたいなら高配当株投資
本記事のポイント
- インデックス投資の特徴・メリット・デメリット
- 高配当株投資の特徴・メリット・デメリット
- どうしても迷ったら、どっちも始めちゃえ!
5分もあれば読み終える内容になっていますのでぜひ最後までお付き合いくださいね!
インデックス投資の特徴
インデックス投資とは
世の中には様々な株式指数(日経平均、TOPIX、ダウ、S&P500、NASDAQ)がありますが、インデックス投資はそのような指数に連動する投資信託やETFに投資する手法を指します。

と思う人は日経平均やTOPIXに連動するインデックスに投資。

と思う方はNYダウやS&P500のインデックスに投資

と思う方はMSCIコクサイなどのインデックスに投資していきます。
王道の指数(インデックス)は米国株式市場に連動したS&P500や全世界株式市場に連動したMSCIコクサイです。
身近に感じるのでついつい日本株を選んでしまいがちです。
実際日本株式市場が全体に占める割合は7.3%なので、TOPIXに集中投資することはインデックス投資とはいい難いですね。
インデックス投資のメリット
長期投資で今のところ最も良いリターンを生み出す結果が出ている
米国の代表的な指数であるS&P500を長期保有していた場合、ITバブル崩壊やリーマンショックなどの大暴落を経ても5~7%の平均リターンを出しています。
下のチャートはS&P500の10年チャートです。
コロナショックで直近は下げているものの、長期で見ると綺麗な右肩上がりのチャートを形成しています。
ヤフーファイナンスより
以下の図は米国株式の投資期間と年平均リターンのちらばりを示したものです。
どの期間で切り取っても投資期間が長くなるにつれて、リターンの散らばりは収束していく結果となっています。
ウォール街のランダムウォーカーより
-
-
インデックス投資が長期投資に向いている理由について
続きを見る
マーケットや個別企業の分析をする必要がない
インデックス投資は株式指数に採用されている銘柄をまるっと購入したことと同じです。
日経平均に連動するインデックスは日本を代表する企業225社に、S&P500であれば米国を代表する企業の500社といった感じです。
市場全体を購入するので、いちいち
- 投資の勉強をする
- 個別株を分析する
といった時間をかける必要がありません。
ネット証券で積立設定をすればあとはほったらかしでOKです。
積立投資に向いている
インデックス向けの投資信託であれば100円から購入することが可能です。
また、保有コスト(信託報酬・経費率)は1%以下と格安なので、長期保有していても、コストがリターンを上回る可能性が高いといえます。
S&P500に連動した投資信託で人気の「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」に100万円を投資した場合にかかる年間のコストはたったの938円。
外食ランチを1〜2回我慢すれば余裕でペイできてしまうコストですね。
一旦設定してしまえば放置しておいてOK
SBI証券をはじめとするネット型の証券会社ではおおよそ、以下の設定をすればあとは自動的に購入できます。
- 毎月・毎週・毎日のいずれかの期間で
- いくら購入するのか(100円から)
節税できる
投資信託の場合は運用会社が配当金を分配するのではなく再投資に回してくれます。
これって税金の面からみるとめっちゃお得なんですよね。
例えばS&P500に連動する投資信託を100円持っていたとしましょう。
配当金を再投資する場合と受け取る場合で比較してみます。
1年後に20円分の配当金が発生し、S&P500の値動きが変わらなかったとすると、
配当金受け取り:100円(→20円は利益確定)
配当金再投資:120円(←20円は再投資)
となります。
さらに1年後、S&P500は10%下がり、配当金は15円だったとします。
この時点でそれぞれ売却した際のトータルリターンを見てみましょう。
配当金受け取りの場合
1年目の利益→分配利益20円×80%=16円
2年目の利益→(売却損▲10円+分配金15円)×80%=4円
合計:+20円
配当金再投資の場合
1年目の利益→無し
2年目の利益→(売却益8円+分配金15円)×80%=23.8円
合計:+23.8円
あくまで例ですが、「配当金再投資」のリターンは「配当金受け取り」と比べて20%高い結果となりました。
これは税金を繰り延べしたことによるメリットに他なりません。
-
-
インデックス投資(S&P500)は投資信託・ETFどっちで買うべきか比較してみた。
続きを見る
インデックス投資のデメリット
長期投資(BUY&鬼ホールド)が原則
インデックスは長期投資により威力を発揮する投資手法なので、一度買ったら安易な売却は許されません。
メリットを享受できるのは数十年先なので、日々の生活が豊かになる実感は残念ですがありません。
なので、以下はあくまで例ですが、長期的な目的・目標を立てつつ資産形成をしたいところです。
- 子供の大学資金に充てたい
- お金に苦労することなく老後を過ごしたい
- 早めに退職して自由な生活を手に入れたい
- 何かが会ったときに備えておきたい
高配当株投資の特徴
中長期にわたって配当金を毎年安定的に得る投資手法を指します。
高配当株の目安としては配当利回りが3%以上と言われています。
100万円の高配当株を保有しているとしましょう。
配当金利回りが3%だとすると、毎年3万円の配当金を得ることが出来ます(税金が引かれるので実質の手取りは2.4万円くらい)。
高配当株投資のメリット
配当金で日々の生活を豊かにすることができる
決まった日に配当金を得ることが出来るので、その配当金を別の投資に充てたり、生活費に充てたりすることが出来ます。
配当金をたまにはおいしいものを食べたり、旅行に使ったりすることができるので生活をより豊かにできます。
株価の上昇による利益も狙える
配当金だけではなく株価の値上がりによるリターンを得られる可能性があります。
ただ、高配当株化している企業はすでに成熟したお爺ちゃん企業が多いので、過度な成長は期待しないほうが良いです。
高配当株投資のデメリット
銘柄選定のための分析を行わなければならない
なんでも配当利回りが良ければ買っていいという訳ではありません。
高配当銘柄の中には、一時的に配当が上昇しているものや、財務体質がよくないにも関わらず高い配当金を支払っている地雷銘柄も含まれています。
高配当株投資は安定的に高配当を得るために地雷銘柄を避けて投資する必要があるので、投資する銘柄は十分に分析・検討する必要があります。
分散投資をしなければならない
一つの銘柄への集中投資は非常に危険です。
どんなに魅力的な銘柄があったとしても、高配当株投資においては分散が必須です。
リスクを分散させるために少なくとも30社分の銘柄は保有しておきたいところですね。
株の購入は基本100株以上からなので通常であれば30社の銘柄をそろえるためには数百万円の元手となる資金が必要になりますが、SBIネオモバイル証券を使えば、実質手数料無料で1株単位で株を購入することが可能です。

という方はSPYD・HDV・VYMのような米国高配当ETFを購入すれば時間をかけることなく手軽に高配当株投資ができます。
景気の波を受けやすい
基本的に高配当株は不動産や商社、エネルギー等の老舗企業が多いです。
こうした企業の株は景気敏感株といわれ景気の悪化により株価の下落や減配リスクが高めです。
いくら分散投資で保有していても、景気後退時は株価・配当金が下がるリスクが高い点に注意してください。
トータルリターンはインデックス投資の方が優れている
インデックス投資と高配当株投資のトータルリターンを比べるとインデックス投資の方が優れていることはすでに実証されています。
先ほども説明しましたが、高配当株投資は配当金を得るたびに税金が確定してしまうので、節税の観点からも不利です。
高配当株投資は日々の生活をより豊かにする投資方法です。
株式の上昇によるリターンはあればいい、くらいで考えておきましょう。
どうしても迷ったら…
インデックス投資、高配当株投資どちらもやってみる
私はインデックス投資をメインにしつつ、高配当株投資もおこなっています。
割合としては
インデックス:7割
高配当:3割
くらいです。
今は少ない元手でも低コストで投資ができる時代です。
インデックス投資は投資信託であれば100円からの積立購入が可能です。
SBIネオモバイル証券を使えば、手数料が実質無料でNTTドコモやKDDIといった超優良高配当株を3,000円前後で購入可能です。
先ずはどちらもやってみて実際に体験してみるというのも重要だと思います。

という方は迷わずインデックス投資を選びましょう。
期待できるリターンが一番高いわけですから。
まとめ
簡単いおさらいしていきます。
インデックス投資に向いている人
- 資産を切り崩すタイミングを把握している(基本永久保有で考えている)
- 配当金を生活向上のあてにしていない
- 投資の勉強に時間を割きたくない
- 投資のタイミングがわからない
高配当株投資に向いている人
- 配当金で日々の生活を豊かにしたい
- 中長期で高配当株を保有できる
- コツコツと積み立てることが出来る
- 投資の勉強をして銘柄分析してみたい
初心者におすすめするなら…
投資初心者の方にどちらがいいかおすすめするならインデックス投資をおすすめします。
理由は
- 投資の勉強が必要ないところ
- ほったらかしで積み立てられればOKなとこと
- トータルリターンは高配当株投資を上回ること
インデックス投資は有効な投資手法として実証されていますが、市場の暴落があった場合は、短期的に保有資産の大幅な目減りがあることを覚悟しましょう。
長期的には平均リターンに回帰していきます。
下落局面で資産を保有し続ける、我慢強いマインドを持って臨みましょう。
最初は失敗もあるかもしれませんが、先ずは行動してみないことには何も始まりません。
今は月100円~数千円で投資を始められるので、まずは少額で数か月~半年くらい練習してみましょう。
今回は以上です!
2020/3/17
mozu
高配当日本株投資を始めるならSBIネオモバイル 証券がおすすめ!
ネオモバを利用すれば、複数の会社の株を少額で保有することができ、投資をハードルを低く始めることができます!
月額50万円までの投資なら、実質手数料無料で株の購入が可能です!
日本株の優良高配当株に数百円から分散投資したいなら、SBIネオモバイル証券は良い選択肢になります。