新型コロナウイルスの感染拡大の報道を受け、株式市場は調整局面が続いています。
今もなおコロナウイルスの影響は広がり続けており、今後も株式相場は予断を許さない状況が続きます。
今回は下落局面でインデックス投資が取るべき行動について解説していきます。
結論 継続購入を粛々と続ける
調整局面であっても、ドルコスト平均法で定額継続購入を続けていきましょう。
インデックス投資の基本ルールは「BUY & 鬼ホールド」の超長期投資です。
例えば代表的な指数であるS&P500の超長期の平均リターンはインフレ調整後で5〜6%です。
面白いことに長期で保有すればするほど、リターンは平均に近づいていきます(平均回帰性)。
下の図は1950〜2009年の間でS&P500を保有し続けた期間ごとのリターンを表しています。
投資期間を1年で見たときの株式リターンは▲37%〜+52%と、リターンも大きいですが、損する可能性も多いです。
まさにハイリスクハイリターン。
ただ、投資期間を長くすればするほど、リターンの幅はどんどん収束していき、15年を超えるころには株式で得られるリターンは最低で4.31%、最高で18.83%とういう結果になりました。
実は株式投資は保有期間が長ければ長いほど、リターンは安定し、リスクは減少する性質を持っています。
現在起きている新型コロナウイルスによる調整局面は超長期の観点から見れば、法則性のないノイズのようなものです。
リターンが平均に収束していくということを考えればバーゲン価格で安く株式を購入できるという見方もできます。
日々の株価を追っていると、精神的にキツくなるときもくると思いますが、そこは我慢してインデックスの平均回帰性を信じて粛々と積立投資を行なっていきましょう。
投資方針を明確にしておく
「BUY & 鬼ホールド」を継続していくためには、自身の投資方針を明確にし、守りづつけることが重要です。
投資においてもっとも重要なのは、「考え抜いた投資方針を忍耐強く貫いていくこと」です。
株式の下落が続いても「いつかは平均に回帰していくから大丈夫」くらいの気持ちで構えておくと良さそうです。
それでもドルコスト平均法は下落局面では投資家に与えるインパクトが大きいことは否めません。
もし、どうしても継続購入がキツイと感じる方は、「積立金額」や「積立頻度」を下げてみましょう。
当初の立てた投資方針から変わってしまいますが、実際に下落局面で精神的なダメージを受けてみて、あなたのリスク許容度を正確に把握し、チューニングできる機会と考えれば良いでしょう。
ただし、間違っても積み立てた資産の売却は行なってはいけません。
売却すると利益(損失)が確定してしまい場合によっては税金も発生してしまいます。
加えて将来得られていたかもしれない利益も逸することになります。
現金化しなければ生活に支障をきたす、というケースを除いては我慢です。
売ったらそこで負けが確定
まとめ
繰り返しますが調整局面であってもインデックス投資の基本方針は超長期的な観点による「BUY & 鬼ホールド」です。
自身のリスク許容度の見直しにより、積立条件の変更はしてもやむを得ないとは思いますが、売却だけはインデックス投資の基本原則から外れた行為ですので絶対に避けたいところです。
かく言う私も毎日積立投資を続けていきます!
ではまた!
2020/2/24
mozu
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