
NASDAQ100指数に連動した投資商品はQQQ(ETF)とiFreeNEXT NASDAQ100(投資信託)があるみたいだね。
どっちを選ぶのがおすすめかな?
今回はこんな疑問に対して、NASDAQ100指数に連動した投資を行う場合、ETFと投資信託どちらを選べばいいのか、
メリット・デメリットを踏まえて解説してきます。
本記事のポイント
- NASDAQ100指数とは?
- QQQ、iFREE NASDAQ100の特徴と比較
- QQQ、iFREE NASDAQ100どちらがおすすめ?
ではいってみましょう!
NASDAQ100指数とは?
概要
NASDAQ100指数はNASDAQ市場に上場する企業のうち、流動性が高く時価総額の大きい上位100銘柄(金融系除く)で構成された指数をさします。
NASDAQ100はマイクロソフトやアップル、グーグルの親会社であるアルファベットなど世界的なIT(情報技術)企業を含む、米国を代表する株価指数の一つとなっています。
上位の10銘柄は以下の表の通りです(2020年4月17日現在)。
銘柄 | ファンド割合 |
マイクロソフト | 11.80% |
アップル | 11.36% |
アマゾン | 10.08% |
アルファベット | 3.88% |
アルファベット | 3.87% |
フェイスブック | 3.82% |
インテル | 3.00% |
ペプシコ | 2.19% |
シスコシステムズ | 2.06% |
ネットフリックス | 2.06% |
日本版のJASDAQは時価総額の低いマイナーな企業の集まりですが、本家NASDAQは世界的にも有名なIT企業を中心に構成されています。
情報技術セクターが約50%と最大で次いで通信サービス(約20%)、一般消費財(約15%)と続きます。
NASDAQ100指数はS&P500のリターンを大幅に上回っている
過去5年間のチャートのNASDAQ100(青色)とS&P500(赤色)と比較してみました。
S&P500はインデックス投資の王道として知られる代表的な米国指数ですが、NASDAQ100はS&P500よりパフォーマンスが66.62%上回る結果となっています。
ヤフーファイナンスより
QQQとiFreeNEXT NASDAQ100の特徴と比較
QQQとiFreeの特徴を簡単な表にまとめました。
商品名 | QQQ | iFreeNEXT
NASDAQ100 |
商品形態 | ETF(上場投資信託) | 投資信託 |
最低購入金額 | 2万円代 | 100円〜 |
通貨 | 米ドル | 日本円 |
購入手数料 | 0.45%〜 | 無料が多い |
信託報酬(経費率) | 0.20% | 0.495% |
分配金 | 年4回 | 年1回 |
運用コストはQQQに軍配
QQQとiFreeNEXT NASDAQ100を購入した場合のコストは長期的にはQQQが勝ります。
100万円を運用した場合の1年目のコストは
QQQ:6500円(購入手数料4,500円+経費率2,000円)
iFreeNEXS NASDAQ100:4,950円
2年目、QQQは購入手数料がかからないので
QQQ:2,000円
iFreeNEXS NASDAQ100:4,950円
となります。
2年経過時のそれぞれの累計コストは以下通り。以降QQQとiFreeNEXTのコストが逆転します。
QQQ:8,500円
iFreeNEXS NASDAQ100:9,900円
手軽さはiFreeNEXT NASDAQ100
iFreeNEXTは投資信託なので最小購入金額100円から始めることができ、積立設定もできるので手軽にコツコツ投資をしていくことができます。
QQQはドル建てなので、ドルに両替する手間や為替手数料(微々たるものですが)が発生するのに対し、iFreeNEXTは円建てのため、投資のハードルは低いと言えるでしょう。
QQQかiFreeNEXT NASDAQ100どちらか選択するなら…
長期投資目的であればQQQがオススメです。
NASDAQ100指数はセクターに偏りはあるものの、基本的にはS&P500のようなインデックス投資の一種と言えます。
インデックス投資は長期で保有することで効果を発揮する投資手法なので、中長期の投資期間で考えた場合、QQQの方が投資コストが低くなります。
投資信託は配当金を再投資することで税金を繰り延べできる点にメリットがあります。
ざっくりいうと税金の計算が有利になります。
iFreeNEXTも今までの実績をみると分配金は再投資しています。
税金の繰り延べに関する考え方はナザールさんの以下の記事が参考になります。
ただ、NASDAQ100指数の構成銘柄から受け取れる分配金は1%以下と微々たるものなので、税金の繰延メリットは大きくありませんね…。
SBI証券ならQQQのようなETFでも積立設定ができるので、
最低購入金額が2万円以上
円をドルに変える必要がある
というデメリットはあるものの、もろもろトータルで考えた場合QQQの方が、リターンを最大化するための長期投資には向いていると思います。
ただiFreeNEXTも素晴らしい投資信託なので、ご自身の投資スタイルに合わせて選択してくださいね。
NASDAQ100指数はS&P500より高いパフォーマンスを示してきていますが、セクターに偏りがあることから、全体のポートフォリオの25%くらいに留めた方が良さそうです。
あくまで投資のメインは王道のS&P500や全世界株式指数に連動し商品を選ぶことをオススメします。
ただ、破竹の勢いで成長しているGAFAMを中心に投資できる指数なので、その魅力には取り憑かれそうですが…笑
今日は以上です。
ではまた!
2020/4/18
mozu
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