
インデックス投資を始めたいと思ってるんだけど、TOPIXとかNYダウとかいろんな指数があって正直どれを選んだらいいのかよくわからない…。オススメの指数があったら教えて欲しい!
今回はこんな要望に対しての記事となります。
こんな人に読んで欲しい
インデックス投資を始めようとしていて、どの指数に連動した商品を買えばいいのか悩んでいる人
本記事のポイント
S&P500指数の概要
S&P500が最強な理由
S&P500に連動したオススメの投資商品
カップラーメンの出来上がりを待っている間に読めちゃうのでぜひ最後までお付き合いください!
ではいってみましょう!
S&P500とは
主要上場市場が米国の取引所(ニューヨーク証券取引所、NSDAQ等)の米国企業で、流動性がある大型株から選ばれた500銘柄で構成されています。東証株価指数(TOPIX)と同じように時価総額を指数化したものになりますが、東証株価指数(TOPIX)は東証1部全銘柄を対象にしている点が異なります。(出展:楽天証券より)
S&P500は米国の大型株500銘柄で構成される指数です。
銘柄数だけでいわれてもあまりパッとこないですよね。
S&P500は米国株全体の約80%をカバーしています。
ですのでS&P500を買うだけで米国株を丸々買っているというイメージでOKです笑。
構成銘柄の上位10社は以下の表のとおり。
構成銘柄 | 銘柄コード | 業種 |
---|---|---|
Microsoft Corp | MSFT | Information Technology |
Apple Inc. | AAPL | Information Technology |
Amazon.com Inc | AMZN | Consumer Discretionary |
Facebook Inc A | FB | Communication Services |
Berkshire Hathaway B | BRK.B | Financials |
Alphabet Inc A | GOOGL | Communication Services |
Alphabet Inc C | GOOG | Communication Services |
Johnson & Johnson | JNJ | Health Care |
JP Morgan Chase & Co | JPM | Financials |
Visa Inc A | V | Information Technology |
※2020年4月25日現在
上位銘柄はどれもおなじみの巨大企業ばかりですね。
5位にランクインしているバークシャーハサウェイは投資の神様と呼ばれるウォーレンバフェット氏が率いる資産運用会社です。
S&P500が最強な理由
なぜS&P500が最強なのかというと、それはS&P500が世界のインデックスの中で着実な成長を続けている指数だからです。
ヤフーファイナンスより
S&P500の10年チャートをみてみると、直近はコロナショックの影響で大きく下げていますが、長期的にみると綺麗な右肩上がりのチャートであることがわかります。
過去10年間の「S&P500(青)」と「日経平均(赤)」のチャートを比較してみるとS&P500の方が日経平均より60%ほど高いリターンを出しています。
ヤフーファイナンスより
100万円投資していれば両者で60万円の差が出ているということになります。
この差って結構大きいですよね。
日本株は最近アベノミクスによって多少は持ち直してきているものの、バブル崩壊以降、株価は長く伸び悩んでいます。
対して米国はITバブルの崩壊やリーマンショックなどの金融危機を経てもなお、長期的には上昇のトレンドが続いています。
新たな価値創造がおこなわれ苦しい逆境をものともせず乗り越えていく、それが米国株の特徴でしょう。
なぜ米国がこんなに強いのか?
その理由の一つとして、移民の受け入れに積極的で人口が増え続けていることが挙げられます。
また、実は米国のIT創業者は「移民」ばかりなんです。
アップルのスティーブ・ジョブズ
グーグルのセルゲイ・グリン
アマゾンのジェフ・ベゾス
今では超巨大なIT企業へ成長した企業の創業者は皆移民なんですよね。

そんなことはありません。
1801年からの米国株のチャートをみても、長期的には右肩上がりの成長であることがわかります。
この間には2度の世界大戦や世界恐慌、オイルショック、同時多発テロなどドラマティックな事件を挙げればキリがないですが、それでもなお、株式は一貫して成長し続けています。
ウォール街のランダムウォーカーより
長期的な資産形成を目指すならS&P500は着実な成長を期待できる投資先といえますね。
S&P500に連動した投資信託

S&P500はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているアメリカの代表的な株価指数であって、S&P500そのものを購入することができません。
そのため私たちはS&P500の値動きに連動するようにな成果を目指したETF(上場投資信託)や投資信託を購入することになります。
ETFは以下の点で初心者には少々とっつきにくい商品です。
- ドルで購入する必要がある
- 売買手数料が発生する可能性がある
- 円→ドルに替えるために為替手数料が発生する
一方で投資信託で購入する場合は売買手数料が無料で100円から購入できるので、「インデックス投資初めてさん」は投資信託から始めてみることをオススメします。
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インデックス投資(S&P500)は投資信託・ETFどっちで買うべきか比較してみた。
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S&P500に連動する投資信託でオススメなのは以下の2つです
- eMaxis Slim S&P500
- SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
三菱UFJ国際投信から販売されている投資信託。
信託報酬は0.0968%(税込)と業界第2位のコスパの良さですね。
楽天証券やSBI証券等どのネット証券からも購入できます。
SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド
2019年9月まではeMaxis Slimが主流でしたが、SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド(以下、SBI・バンガード)の登場により状況は一変しました。
SBI・バンガードは投資信託において最も重要視される信託報酬が0.0938%(税込)とeMAXIS Slimよりも安い設定で業界に衝撃を与えました。
この信託報酬に追随する形で「eMAXIS Slim」も手数料の値下げに踏み切りましたが(0.0968%)、それでもなお「バンガード・S&P500」の信託報酬には届いていません。
とはいっても両投資信託の信託報酬の差は誤差といっても良いくらいなので、実際自分が気に入った方を選んでもらえれば良いです。
王道のインデックス投資の一歩を踏み出そう
今までに数々のアクティブファンドがS&P500のパフォーマンスを上回ろうとしてきましたが、結果として30〜40年の長期のスパンで見た場合に、S&P500に勝てたアクティブファンドは3%以下といわれています。
インデックス投資は平均以上に勝てない投資手法ですが、優秀なファンドマネージャーですら勝てないのですから、個人投資家の我々はあれこれするよりも着実に平均的なリターンを得られる方法を選択した方が良いでしょう。
中でも米国市場は他国と比べて魅力的な要素がたっぷりな市場なので、得られるリターンを最大化できる可能性があります。
100円から手軽に投資を始めることができるので、まずはインデックス投資の一歩を踏み出してみませんか?
ではまた!
2019/11/4
mozu
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